修復は基本的に、かかる時間を計算してお見積もりを算出しています。
4号の油絵ですと、ごく簡単なホコリを取る洗浄だけなら30,000〜50,000円程になります。
でも、修復に出される作品には、汚れのみならず、亀裂や絵具が浮上がっていたりと、いろいろな症状があることが少なくありません。また、洗浄、クリーニングには、汚れの洗浄だけでなく、古いニスを除去することもあります。そのような場合は、時間もかかります。それら、さまざまな症状によって、算出する金額も変ってきます。
たとえば洗浄：￥12,000＋浮上がりの処置￥14,000＋ワニス塗布￥8,000 合計すると34,000円程になります。（調査費用など加わる場合もあります）

お見積もりのための調査は基本的に無料になります。
お伺いした場合もメール等で試料写真等をお送りいただいた場合も無料です。
お伺いしての調査の場合、都内ですと無料ですが、地方にお伺いする場合は、交通費だけ頂いております。

染みの症状や、症状の進行の度合いで、やはり料金は異なります。
ちょこっと、１つか２つのフォクシング（褐色の染）が出ている場合や、または、かなり出てしまっているケースもありますね。紙サイズで6号（41×31cm）ぐらいまでの版画作品の場合、紙の質や変色、酸化の程度にもよりますが、簡単なものから、洗浄とその後の紙のプレス（平坦化）処置で、30,000円からそれ以上、さらに、必要な場合、しみ抜きが20,000円からそれ以上、染みの数や紙の性質等により異なります。
実物を拝見するか、写真等添付メールや郵送にてお送りください。無料でお見積もり致します。