額縁は、絵画にとって最も身近な存在です。また、絵を制作した作家によって選ばれる額も少なくないはずです。絵画同様、資料的価値も見逃せず、保存する価値も大いにあるといえるでしょう。コストの面でも、新調する前に修復による処置をお勧め致します。
弊社では、事故による損傷の修理、また経年による劣化に対してさまざまな処置を行います。現在は額に付帯する材料も品質が向上しています。外観は、今のままとどめ、内部を新しい安全な材質に交換する事もご提案致します。

弊社では、カタログやサンプルで気軽に選べる既製品の額縁から、伝統的な手法で制作する本格的なハンドメイドフレームまでさまざまな物を取り揃えております。額縁店とは異なる、「絵画自身から眺めた額縁」、絵の方にも安全処置を施しながら、額からは作品に対する安全性を考慮して制作するという、新しい概念を提案しています。
また、湿度調整額（自動的に湿度を管理する）もご提案しております。
展示場や保管に、湿度コントロールが難しい場合、また美術館等でも移送時の作品の状態が心配な場合はご相談ください。

弊社の修復工房では、博物館、美術館の収蔵品の修復から、ギャラリー、美術コレクター、絵画をお持ちの美術ファンの個人お客様まで、幅広い保存、修復のサービスをおこなってまいりました。
近年、絵画のみならず、額縁の保存修復を手掛け、額縁の修復から、作品に優しい保存額縁や、調湿額（HALBE社製）などを手掛けております。特に湿度調整額は、作品の収蔵場所の環境調整が難しい場合や、美術館での作品の貸し出し、返却の移送時の湿度変化による、作品への影響の懸念、また貴重な作品の長期保存に適した額縁といえます。額縁は、絵に一番近いところに存在し、常に作品に影響を与えています。お持ちのコレクションを一度、見直してみませんか？